アルコール消毒液がないなら
お酒でつくるべし
コロナ感染のご時世になっております。
アルコール消毒液がどのドラッグストアでもなくなりました。
通販では約5,000円 / 500ml が相場のようです。「お高い!!」
面倒な方法ではありますが、お酒からつくることにしました。
小学校の理科で習った、蒸留という方法で抽出します。
注意
この方法は営利目的で行うと罰せられる可能性がありますので、
純粋に個人として使用することに留めましょう。
この作る方法は消毒液の商品としてではなくなりますので、
1.厳密な濃度に作れません。
(引火させてどのくらい水が残るかの量の比(パーセンテージ)で計算し目安を確認します。)
2.IP(イソプロパノール等)添加物がないので、うがい薬とか1滴入れて、適当に飲めないものとして使います。
(燃料用エタノールを消毒で代用したり、ガソリン添加剤など添加して入れている方がいますが、メタノールが入っている場合があります。メタノールは猛毒ですので大変危険です。下手すると失明します!!)
3.引火しやすいので、火気に注意してください!!
使うもの
・酒(果実酒(ホワイトリカー)など余分なものが入っていないものが望ましい)
・マイ蒸留装置(自作する←これが面倒かも)
・氷水(冷却部で使う)
蒸発部

適当な鍋と空き缶(密閉型)で、蓋に水槽のエアーホース(シリコン製)を突っ込み、冷却部につなぎます。
突沸を可能な限り防ぐため、湯せんして酒を気化させます。
冷却部

銅は熱伝導率が良いので、
なまし銅管などでぐるぐる巻きにして、
冷却器を作成しました。
下部出口で液化したアルコール(エタノール)が出てきますので、
適当にエアーホースのチューブでボトルに誘導します。

ピークタイム部分を可能な限り抽出する
水の沸点が100℃、エタノールが80℃ですので、
先にエタノールがラッシュアワーのように次々とドボドボ出てきます。
ここの部分のみ取るようにしましょう。
この後は水などが来るだけで薄まってしまいます。
終わったらガス or IHは消さないで
蒸発部にある蓋のついたエアーホースを先に抜きます。
でないと、温度が下がると同時に冷却部から逆流が起こり、
空き缶がぺちゃんこになってしまいます。
(空き缶いらなければ話は別ですが)
これで応急消毒液完成!
約2L(35%)の酒で400mLほどの消毒液が完成します。
冷却器など初期投資で大差なくなってしまうかもしれませんが、
暇つぶしとして、また、今後続くかもしれませんので。
検討してみてはいかがでしょうか?