独立型ソーラーシステムをDIYで試す

公開日:  最終更新日:2023/04/26


ソーラーパネル

ソーラーパネルが太陽の光を電気に変えるまでの仕組みについては、ソーラーパネルの中の半導体材料に太陽光が当たると、電気的な力が生じることを利用して、電気を発生させます。

この発電された電気は、インバーターを通して交流電力に変換され、家庭や建物の電力として利用されます。

ここでは、趣味程度の範囲で、気軽に楽しめるオフグリッド(独立型)で紹介します。

車の廃バッテリーで夜も稼働

カーバッテリーは2年以上経過すると、急激に劣化していきます。

マイカーをお持ちの方は、いらなくなったカーバッテリーで気軽にDIYできます。

廃バッテリーなら車のバッテリー上がり対策も兼ねて毎年ローテーションを組むとかもありです。


イメージ

シンプルにこんな感じで、スマホなどの充電程度であれば作成可能になります。

後でソーラーパネルとバッテリーを拡張することも可能です。

このようなシステムで、コストは約3万円で作れちゃうんです!!


ソーラーパネル

ソーラーパネルは主に単結晶と多結晶の2種類がありますが、

単結晶は費用が安くて、低効率。多結晶は逆に高めで、高効率です。

最近は多結晶がメインになってきてます。

使用したのは下記のコストパフォーマンスの良いソーラーパネルです。

100W ソーラーパネル

ソーラー用のケーブルは1mくらいしかないので、

延長用のソーラーケーブルが必要です。

ソーラーケーブル


チャージコントローラー

夜間ソーラーパネルに電気が流れないように制御します。つけないと、放電し続け、バッテリーにダメージを喰らいます。

なるべく余裕のある電流の許容量で選びました。

チャージコントローラー12V/24V 240W/480W 30A

バッテリー

普通のバッテリーは充電中に水素が発生しますので、火気のない換気のある屋外にて設置することが望ましいです。(メンテナンスフリー用でも同様らしいです。)

船舶用で使われるディープサイクルバッテリーの方が安全で充電効率が良いですが、コストは高めです。通常約300サイクルほどで消耗していきます。


インバーター

直流から交流に変換する装置で、50W~とラインナップが幅広く、純正弦波と疑似正弦波があります。

純正弦波は疑似正弦波よりも価格が高めで、精密機器などに使うことが多いようです。

これはコンパクトなもの(疑似正弦波)で動かしています。

使ってみて

使用感としては日中フル充電で、スマホ2,3台充電(5V, 1A)(使用時間帯による)でも余裕な感じです。

日中の充電を観察していると、BLAST(バルク充電)からFLOAT(通常充電)に変わっているので、もう1つのバッテリーで充電する余裕がありそうです。

必要以上に電気を使おうとすると、電圧低下のアラーム(残量不足)が鳴ってしまいます。

震災、台風などの災害で停電したときに、非常時として、ちょっとした蓄電池として役に立ちそうです。